誰でもできる「口笛」の吹き方と、ワンランク上の演奏のコツ【一芸力】



道具を使わずに最も美しい音色が出せる口笛。

小さい頃からどうしても音が出せなくて・・・という人でも大丈夫。

ここで紹介するコツを試せば、きっと習得できるはずです。

 

「口笛なんて誰でも吹けるから自慢にならないよ」と思う人もいるかもしれませんが、意外と本格的な口笛の演奏を聴いたことがない人も多いのでは?

例えばこんな演奏。

 

口笛も上達すれば、高価な管楽器と同じくらい魅力的な演奏を聴かせることができるんです。

 

まずは正しい舌の位置を覚えよう!

口笛を吹くための第一歩が、とにかく音をしっかり鳴らせるようになること。

唇の形を作るまえに、まず口の中で、舌の位置を意識しましょう。

舌の先は、下の前歯の裏にくっつけるようにします。

高さ的には、ちょうど歯の先と歯茎の中間くらいに舌先が当たるのが良いですが、細かい位置よりも大事なのは、力を入れず、脱力した状態で舌が置かれていることです。

鳴れないうちは気がつくと舌が上にあがってきていたりするので、時々意識して、舌が正しい位置にあることを確認しましょう。

 

唇を「ゆ」にして息を出し入れしてみる。

lip-whistle

舌の位置をそのままに、唇を狭めて息を吹く形を作ります。

このとき、なんとなくアニメなどのイメージで口を極端にとがらせたくなるかもしれませんが、そこまで唇を前に突き出す必要はありません。

唇を前に突き出さず、そのままの位置で、声が「ウー」の発音になるまで口を狭めていきます。

ただし、完全なウ(u)というよりは、ユ(yu)と発音するイメージのほうが自然な唇の形になると思います。

その状態で息を吹いたり吸ったりしてみて、ピーという笛の音がなるかどうか試します。

鳴らない場合は、ちょっとずつ唇をウからイの形に動かたり、ウからオの形に動かしたりしながら音の鳴る位置を探ってみてください。

それでも音が鳴らない場合、だいたいは以下のどちらかのケースが多いと思います。

・息が強すぎる
・唇の隙間が大きすぎる

息を弱め、唇の穴をもっと小さくして再チャレンジしてみてください。

 

最初はピーという音のほかに、かすれる息の音もまざってしまうかもしれませんが、まずは少しでもピーという音が鳴っていれば大丈夫です。

上達してくると音も自然と綺麗になっていきますが、かんたんにある程度改善できることとして、リップクリームなどで唇に潤いを持たせることでかすれ音がなくなる場合があります。

音が鳴ったら、いつでもすぐにその状態を作れるように、一度口をリセットしてから再度音を鳴らすなどして練習してください。

 

音程をつけてメロディを奏でてみよう!

音が出るようになったら、ピッチ(音高)を変えて好きなメロディを吹いてみましょう。

音が出せるようになった時点で、人によっては、特に頭で考えなくても、歌うのと同じ感覚で音程をつけることができるかもしれません。

その場合は、特に以下は気にせず、どんどん好きな曲を練習していくのが良いと思います。

 

ピッチの変え方がうまくつかめない場合は、以下のような方法を試してみてください。

音を高くするとき

口の形を「ユ」から「イ」に近づけるようにします。

このとき、舌の位置はやや上のほうに移動させるようにしてください。

音を低くするとき

口の形を「ユ」から「ウ」あるいは「オ」に近づけるようにします。

このとき、舌の位置はやや下、手前のほうに移動させるようにしてください。

 

なめらかに音程を変える技「ポルタメント」

意図したとおりの音程がとれるようになったら、ちょっとそこに効果をつけてみましょう。

ポルタメントは、ある音から別の音へ、継ぎ目なくなめらかに音程を変えるテクニックです。

口笛の場合、前述のとおり、口の形や位置を変えることで徐々に音高が変わっていくため、ポルタメントが非常にしやすく、特別苦労せずに習得できると思います。

ただし、やりすぎるとメロディの線が不安定で聴きとりづらくなりますので、逆に、意識的にポルタメントするとき以外は、音程の区切れ目をはっきり作ることも重要になります。

中級者向けの「ビブラード」

ビブラートは、音程(または音量)を基準の音から上下に連続的に揺らして、音をふるわせるテクニックです。歌を歌うときにも使われますね。

きれいにふるわせられるようになるためにはちょっと練習が必要です。

こちらのビデオでは、ビブラートの感覚をつかむコツとして、「ユゥユゥユゥユゥ」と連続して発音するように口を動かす方法が紹介されています。

 

ビブラートができると、イッキに口笛を音楽的に聴かせられるようになります。

そして、吹いている本人もビブラートをかけると気持ちが良いので、ついつい多用してしまいがちですが、ビブラードだらけの演奏はかえって気味悪く聴こえてしまうので注意。

ここぞという「聴かせどころ」でピンポイントにビブラートを響かせるのが上手に聴かせるコツです。

 

さらに高度な演奏のための「ウォーブリング」

ウォーブリングは、なめらかに音を変化させるポルタリングとは反対に、音の高さを瞬間的に切り替え、ピロピロピロという感じの音色を鳴らす高度なテクニックです。

 

ウォーブリングを実現する方法は、舌先を上あごに付けたり離したりする方法、口内で音を響かせる位置を変える方法などいくつかあるのですが、大事なのは、瞬間的に音を切り替えるために、空気の流れを瞬時に変化させること。

<感覚をつかむための練習方法>

ピーと一定の音が鳴っている状態から、唇をゆるめたり、あるいは頬の内側に空気を流し込んだりした拍子に、意図したのと全然違う高さの音が鳴る(裏返る)ことがあると思います。

この音が裏返る瞬間の感覚をなんども反復してつかみ、次第に裏返る音の高さも調整できるようになると、それがそのままウォーブリング奏法として利用できます。

 

おわりに

口笛は、音を出すだけなら決して難しくありませんし、コツさえつかめばすぐに好きなメロディを吹けるようになると思います。

また、口笛を吹くことには、口元のたるみ、あごの肉のたるみを引き締める効果があるとも言われています。

楽しみながら小顔効果も期待できる口笛。この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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